とくに寒い季節は乾燥肌で悩んでいる人は多いですよね。
乾燥した肌はかゆくなり、更なる肌トラブルを引き起こす存在ですので、放っておくと大変なことになってしまいます!
・・・しかもその乾燥肌、年々ひどくなっていると思いませんか?
実は、人は歳を重ねると皮脂の分泌量や水分が減ってしまうため、肌はより乾燥しやすくなってしまうんです!
それに加え、乾燥肌は日々の生活習慣のせいでより悪化していきます。
そこで今回は、乾燥肌を作り出してしまう生活習慣と効果的な対策をご紹介していきます。
乾燥肌や、それに付随するかゆみで苦しんでいる人は必見の内容ですよ!
最後までチェックしていってくださいね!!
Contents
そもそも、乾燥肌で肌がかゆくなるのはなんで?

そもそも皆さんはなんで乾燥肌になるとかゆく感じるのか、その理由をご存知ですか?
肌が乾燥してしまう状態というのは、単純に言うとお肌の中の水分量が少なくなっている状態なので、水分が少なくなった皮膚の表面には微細なひび割れができます。
そんな状態になると、肌のバリア機能が低下してしまうので、外部から受ける刺激を防ぐことができなくなります。
すると、かゆみの神経が皮膚の表面近くまで伸びてきてしまい、少しの刺激でもかゆくなってしまう・・・ということなのです!
かゆい乾燥肌を作っている原因と対策はこれ!

それでは、かゆい乾燥肌を作っている原因を一つずつチェックしていきましょう。
少しの心がけで改善できるものばかりなので、最後までしっかりと読んでいってくださいね。
かゆい乾燥肌を作っている原因①熱いお風呂での入浴

湯船に貼るお湯は熱い方が好きって人も多いですよね。
湯船に浸かることは、体にとっていいことですが、しかしその温度が熱すぎると皮膚には大きな負担となってしまいます。
熱いお風呂や長時間に渡る入浴は、皮脂や角層の保湿成分を奪ってしまうというデメリットがあるのです!
また、これに加えて肌に刺激の強いナイロンタオルやヘチマなどで体をゴシゴシ洗う習慣がある人も要注意。
きつい肌表面の皮脂膜を剥がして、肌の角層までもを痛めてしまうのです。
乾燥肌のおすすめの対策:お風呂の注意点とケア方法
間違ったお風呂でのケアをすると、皮膚に大きな影響を与えてしまう・・・ということをお判りいただけたのではないでしょうか?
ここでは、かゆみ乾燥肌にならないためのお風呂での注意点とケア方法をチェックしていきましょう!
入浴後はなるべく早く保湿すること
入浴はお湯の中に入る行動なんだから、肌は潤うんじゃないの?と思ってしまう人もいると思います。
実際、入浴中は角層に水分が入り込むため、肌は一時的に潤います。
しかし、お風呂から上がると、肌はお湯によってふやけて角層の細胞の間にゆるみが生じてしまう関係で、普段の状態よりもお肌の中の水分が逃げやすい状態になってしまっているのです。
そのため、お風呂に入った後はできるだけ早く、保湿するクリーム等を肌に塗って、水分が逃げないようにガードしてあげる必要があります。
時間の目安はお風呂から上がって10分以内。なので、お風呂から上がってタオルで体を拭いたら即体にクリームを塗るのがいいでしょう。
お湯はぬるめにしよう。
先ほどお伝えした通り、湯船のお湯が熱すぎると、皮膚への刺激が大きくなってしまい、皮脂や角層の保湿成分を奪ってしまいます。
結果、肌が乾燥してしまうため、かゆみがでてしまう元となります。
そのため、お風呂に入るときは38~40℃くらいの温めのお湯を張るようにしましょう。
目安として、42℃以上になると皮脂が溶けて肌の水分量が減少してしまいますので、気をつけてください。
肌にダメージを与える長風呂の目安は15分程度から!
最初は、そんなに温めのお湯だと物足りなく感じてしまうかもしれませんが、温めのお湯も10分程度浸かると身体の芯から温まります。
また、モデルさんなどでよく20分〜1時間は湯船で半身浴をしてる・・・というような人がいるので、真似してしまいたくなりますが、実はこんなに長湯をすることもお肌のためにはあまりよくないのです。
肌にダメージを与える長風呂の目安は15分程度から。
これも肌の水分が低下し、肌をバリアしてくれているセラミドなどの成分が大概に流れ出てしまうようになるのです。
このように熱いお風呂や長風呂は乾燥を招くのでくれぐれも注意してくださいね!
血行不良改善もかゆみを防ぐ方法!
ぬるめのお湯に適切な時間浸かることで血行を良くすると、血流が良くなり、肌の乾燥を改善する効果もあります。
血行が良くなると、血液の巡りが良くなるため、血液に混ざった栄養も体の細部にまで巡るようになります。
すると、肌を構成する栄養も行き渡りやすくなり、乾燥し乱れていた肌も潤いをとりもどし、かゆみの元を取り除くことができるようになるということです。
肌をナイロンタオル等でゴシゴシ洗わないこと
皆さんはお風呂で体を洗う時はどのように洗っていますか?
今現在、体を洗う時にナイロンタオルやヘチマなど、肌を傷つけるようなもので体を洗っている人は要注意です!
それでは、体の汚れだけでなく、肌の潤い成分までも落としてしまっている可能性が高いんです。
これにより肌のバリア機能が破壊されてしまうと、カサカサの肌になってしまいます。
そこで、おすすめは手で優しく洗う方法です!
手でも十分体は綺麗になりますし、肌のバリア機能を壊さないので無駄な肌トラブルを引き起こさずにすみます。
背中などは難しいと思いますが、届く範囲は手で洗うようにするだけで、肌の潤いを保持しやすくなりますよ♪
石鹸も注意しよう!
また身体を洗う石鹸にも気を使う必要があります。
気をつけるべきは、石鹸の成分です。
よくボディソープに使われている成分である界面活性剤は泡立ちを良くして汚れの落ちも良くしてくれますが、肌の潤い成分までも取り除いてしまうのです。
そのため、今後は界面活性剤の含有されていなかったり、あまり配合されていない固形石鹸を利用するのがおすすめです!
香料があるものは添加物が配合されているということですので、それらが排除されたものを選ぶといいでしょう。
すすぎの残しも乾燥の一因に!!
実は、髪を洗った後のシャンプーやボディソープなどのすすぎ残しも肌の乾燥や荒れの原因となります。
とくに要注意なのはシャンプーのすすぎ残しです。
体を洗った後に髪を洗う人は、背中などに特に残ってしまいがちになりますので、最初に髪を洗ってから体を洗うという習慣づけをするのがおすすめです。
その後に、湯船に浸かるようにすると、石鹸のすすぎ漏れも解消されますよ。
洗顔時も顔の乾燥に要注意!
お風呂でお顔も洗う人は、その時の温度にも気をつけましょう。
顔のお肌は特にデリケートなので30度くらいぬるま湯で洗うように心がけてください!
クレンジングにはオイルクレンジングを使用している人が多いですが、これは乾燥肌の大きな要因となりますのでクリームタイプや水性ジェルタイプのものを使うようにしましょう。
かゆい乾燥肌を作っている原因③食生活や生活習慣の乱れ

お顔の肌は食事やちゃんとした睡眠、規則正しい生活習慣が大切!と意識するくせに、体の肌のために食生活を変えるって方はなかなかいませんよね。
しかし、実際のところ、食事や生活習慣は体の肌全体に影響を与えています。
睡眠不足や、生活習慣の乱れが、乾燥の原因となり、肌にかゆみを引き起こしているのです!
乾燥肌のおすすめの対策:バランスの良い食事
バランスの良い食事は健やかな肌作りを強力にサポートしてくれます。
それでは、乾燥肌対策として、意識して食べるようにしたい栄養素をチェックしていきましょう。
ビタミンで肌の生まれ変わりを強力サポート!
まずは、ビタミンです。
ビタミンAは肌の生まれ変わりを促してくれる効果があります。
そのため、アンチエイジング効果も高く、若々しい肌作りをサポートしてくれる栄養素です。
ビタミンAは
- 鶏レバー
- かぼちゃ
- にんじん
- トマト
- ウナギ
などに多く含まれている成分です。
次に、これも抗酸化作用があるビタミンCも積極的に摂取するようにしましょう。
- ブロッコリー
- ピーマン
- 赤パプリカ
- いちご
- キウイ
の抗酸化作用があるた肌細胞の老化を防止します。
ビタミンEも摂っておきたい成分です。
ビタミンEは、血流を促進する作用があるので、代謝を促します。
- たらこ
- アーモンド
- ツナ
などにたくさん含まれています!
血液を作る鉄分も大切!
血液を作る鉄分を取り入れるのも必要です。
鉄分は血液を作る働きをするため、血液の流れを良くして、健康な肌作りをサポートしてくれます。
鉄分が取れる食材は
- レバー
- 納豆
- 高野豆腐
- しじみ
などです。
これらを摂取することで乾燥肌を改善し、健康で水分がたっぷり含まれている肌を作ることができるようになります。
乾燥肌のおすすめの対策:良質な睡眠
乾燥肌を予防する上で、睡眠は特に重要だと言われています。
睡眠が満足に取れていないと、どれだけ正しくスキンケアを行っても改善を感じることができません。
睡眠中に人は成長ホルモンの分泌が活発になります。
この成長ホルモンが正常に分泌されることで身体の機能が正常に保たれるのですが、睡眠不足で成長ホルモンの分泌が減ってしまうと、肌の生まれ変わり周期が乱れてしまうため、古い角質が肌の表面に残りやすくなってしまうのです!
すると、
- シミやシワが目立ちやすくなってしまう
- 肌の潤いを保つセラミドなどの生成が減り、保湿力が低下してしまう
など、肌に悪い影響が現れてしまいます、
これでは、肌が改善しないのもあたり前ですよね!
そのため、肌状況を改善するには、睡眠の見直しをすることが必要不可欠なのです。
乾燥肌改善のための睡眠対策
乾燥肌を改善するためには、睡眠の量と質の両方を見直す必要があります。
睡眠時間は日中に眠気を感じず活動できる程度と言われています。
これはコンディションや体質にもよるのでなんとも規定し難いですが、約8時間程度という説が多いようです。
また、眠るタイミングは非常に大切です!
お肌のためには22時から2時のゴールデンタイムと呼ばれる時間に質の高い睡眠をとることが非常に有効。
この時間が一番成長ホルモンの分泌量が多くなると言われています。
22時に寝るのはなかなか難しいかもしれませんが、できるだけこのゴールデンタイム中に就寝するようにクセづけたいところです。
睡眠の質も改善するように!
また、眠る時の環境をととのえたり、眠る直前にパソコンやスマホなどのブルーライトをみることも控えましょう。
これを改善するだけで、睡眠の質は格段に上がり、成長ホルモンの分泌も変わってきます。
かゆい乾燥肌を作っている原因④エアコンの過剰使用

寒い冬はとくに肌の乾燥を感じますよね。
実はこれ、エアコンを使用しすぎていることも大きな理由の一つなのです。
実は、エアコンは空気を暖めるという特性上、部屋内の湿度を低下させてしまうのです。
そのため、エアコンを浴び続けていると、乾燥肌になっていってしまうのです。
乾燥肌のおすすめの対策:必要最低限にする、加湿器を使う
エアコンによる乾燥肌に関しての対策としては、使用時間を必要最低限にするという方法と、加湿器をつけるようにする・・・という方法が有効です。
しかし、使用時間を控えると、もちろん寒いので、血行が悪くなりこれもかゆみの元になってしまう可能性も・・・!
そのため、できれば加湿器を使用するというのがいいでしょう。
または、このあとにご紹介する保湿対策を万全にするというのがおすすめの方法です。
かゆみ乾燥肌には保湿対策も大切!

今回ご紹介してきた乾燥肌対策は非常に効果的なので、全て取り入れていただきたいものですが、特に即効性があるのは、直接保湿成分を肌に塗布する方法でしょう。
かゆみを感じる乾燥肌にはセラミドなどを配合してあるケア化粧品を塗るのが有効です。
このセラミドと言う成分は、肌の角質層に存在している細胞のすき間を埋めている脂質です。
この成分を肌に与えると、肌のバリア機能を向上させてくれるので、水分の蒸発を防ぐことができます。
また、外からの肌ストレスからも守ってくれるため、肌の乾燥や肌荒れなどによるかゆみを防いでくれる効果があります。
このような成分を肌に直接塗りつけ肌水分を維持する事で、肌に必要な油分も逃さないようにしましょう。
かゆい乾燥肌の対策まとめ!

今回は乾燥肌を作り出してしまう生活習慣と効果的な対策をご紹介していきましたが、いかがでしたか?
乾燥肌を改善すれば、自然とかゆみの悩みからも解放されることができます。
できるところから取り組んでいってくださいね!!
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